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全日本選手権終了後に、2015年世界選手権(来年3月・中国、上海)に
出場する日本代表を発表しました。
が・・・代表に選出された町田樹選手がリンク上で突然、現役引退を発表。
「世界選手権の代表も辞退させていただきます」と代表辞退も表明しました。
全日本選手権での町田選手のインタビューを振返ってみると
SPの後のインタビューで
「全身全霊を懸けて僕のすべてを捧げたつもり」
「僕はそうですね…こういうふうに作品を皆様に届けるために
氷に乗っているんだと改めて思った。」
「今大会、得点や順位は僕の中で重要じゃない」
そして、フリーの後のインタビューでは
「ここまでこれた自分を誇りに思いますし多くの方々の前で
『第9』を滑ることができて本当に幸せに思います。
もう悔いはないです、晴れやかな感じです」
と語っていました。
フリーではミスが多かった町田選手が
悔しさを全く口にせず、とても穏やかな表情で話している姿を見て
「羽生選手を倒す」と言っていた強気な町田選手からは
程遠いと思ってしまいました。
ただ、ネットのリアルタイムを見ていると
予感していた人も多かったようですね
町田樹選手、大好きだったから引退は本当に残念。
でも昨日のインタビューの雰囲気から、そんな予感は確かにあったな
「出し切った」って言葉が出たときに何か予感はしてたけど。
やっぱりまだ現実として受け入れられない….
びっくりしたけど、なんとなく予感していた自分もいた。
やっぱりか。昨日の雰囲気で何となく予感できたね
引退の理由は?
試合に勝つために技術最優先になると、本当に自分がやりたいと思う
表現面が疎かになりがちなので、オリンピックを目指すような姿勢での
シーズンはこれが最後という発言もあり
引退を示唆しているのではと言われていました。
ソチ五輪前は「これが最後のオリンピック」と言っていましたが
ソチ五輪後は「いつ引退するかは決めていないし、
これから一年一年誠実に歩いた先に、平昌(次の五輪)があるかもしれない」
とも語っていたので、町田選手の引退はもう少し先になると思っていたのですが…
引退発表後の取材に応じて町田選手が語った内容を全文引用しておきます。
皆様、このたび私はこの全日本選手権大会をもちまして、
現役の選手を引退することを決断いたしました。
近年ではスポーツ選手のスポーツキャリア問題が
社会問題となるに至っており、JOCも問題解決に向け、
アスリートセカンドキャリアサポート事業に取り組んでいるほどです。
私も選手引退後のキャリアデザインに苦労した一人です。
しかしながら、周囲の方々のご指導のもと、
自分自身でセカンドキャリアへの一歩を踏み出せるよう、
競技を続ける傍らで、文武両道を胸にここまで準備をしてまいりました。
実は今シーズン序盤、スケートアメリカに出場するために、
シカゴへと出発する直前に、私は早稲田大学大学院
スポーツ科学研究科修士課程2年制の一般入試を受験いたしました。
その合格が発表されたのは、スケートアメリカの
ショートプログラムが行われる日のことで、
文字通り万感の思いで演技をいたしました。
その後もシーズンを通して、私は文武両道を志し、
今季のプログラムである『バイオリンと管弦楽のための幻想曲』と、
『第9交響曲』の完成を目指して、周囲の方々の心強いご指導のもと、
初志貫徹で精進してまいりました。
そして今大会での自分の演技を終えた結果、
私は自分の引退を本当に晴れやかな気持ちで、
本日12月28日の朝、決断することができました。
ご指導頂いている大西コーチにも本日その意志をお伝えしたところです。
約21年間の競技人生でしたが、何も思い残すことなく、
誇りを胸に、堂々と競技人生に終止符を打てます。
これもひとえに関西大学、国際スケート連盟、および日本スケート連盟、
歴代コーチ、歴代振り付け師の先生方をはじめ、
周囲の方々のご支援ご指導、また家族の支えがあったからであり、
さらに多くのファンの皆様のお心温かい応援があったおかげです。
本当に心から感謝を申し上げます。
そして、2015年4月より早稲田大学大学院
スポーツ科学研究科修士課程2年制に入学後は
博士課程進学を視野にいれ、将来的には研究者を目指し、
一大学院生として精進してまいりたいと強く思っています。
フィギュアスケートをスポーツマネージメントの領域で考察する研究者として、
社会から真に必要とされる人材となるべく、真摯に新たな道に歩んでいく所存です。
なお機会を与えて頂ければのお話ではありますが、
今後とも研究活動の一環とアイスショー等での演技や創作活動を
必要最小限の数の舞台において、経験させていただきたいと考えておりますので、
よろしくお願い申し上げます。
皆様には今後とも静かに見守っていただけますなら幸いです。
重ねて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
今大会での自分の演技を終えた結果、
本日12月28日の朝、決断(引退を)することができました。
ということは、結果が思わしくなかった場合は
引退することを決めていたのでしょうね
町田選手の突然の引退には驚いてしまい、とても残念ですが、
アイスショー等で姿を見れるのを楽しみにしています。
21年間の競技生活おつかれさまでした。