kagino

 

「第22回年間ドラマ大賞2012」の作品賞は
嵐・大野智さん主演の『鍵のかかった部屋』
選ばれました。

2012年4月クールドラマの視聴率は
1位から4位までジャニーズが独占しましたからね。


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作品タイトル          主演    平均視聴率
1位『鍵のかかった部屋』     大野智   15.9%

2位『ATARU』        中居正広  15.4%
ATARU0

3位『37歳で医者になった僕』  草彅剛   13.0%
kusanagi

4位『三毛猫ホームズの推理』 相葉雅紀  12.6%
aiba

ちなみに、2012年度年間ランキングは

1位『ドクターX』        米倉涼子  18.9%

2位『PRICELESS』      木村拓哉  17.7%

3位『鍵のかかった部屋』    大野智   15.9%

4位『ラッキーセブン』    松本潤   15.5%

5位『ATARU』      中居正広  15.4%

こんな感じでした。
※NHKドラマと相棒11は除外しています。

個人的には、一番印象に残ったドラマは
『リーガル・ハイ』だったりするのですが
上記の作品の中では、やはり『鍵のかかった部屋』
良かったと思います。

『鍵のかかった部屋』は、好評で視聴率も良かったから
続編や映画化への期待もありますよね。

実際、『ATARU』は、スペシャルドラマがありましたし
詳細は決まっていませんが、映画化も決定しています。

『ラッキーセブン』もスペシャルドラマが放送されました。

ではなぜ、『鍵のかかった部屋』は、SPドラマもないのか?

それは、ネタがないからでしょう。^^

『ATARU』や『ラッキーセブン』はオリジナル作品だから
SPドラマも、映画も作れますが、『鍵のかかった部屋』は
貴志祐介さんの原作、『榎本シリーズ』を使い切ってしまいました。

しかも第9話の「はかられた男」は単行本未収録の
作品でした。(「ゆるやかな殺人」)

よくある、ミステリーものなら、誰か脚本を書けば
SPドラマも、映画化も続編も作れると思いますが
“密室”トリックは、なかなか考えつかないですからね…

これはもう、貴志さんに続編を書いてもらう以外
方法がないですね~

タイトルに、ジャニーズドラマの明暗
書きましたが、『鍵のかかった部屋』などと
同じクールに放送された錦戸亮さん主演のドラマ
『パパドル!』が、平均視聴率8.2%と、かなり
悪い結果だったからです。
papadoru

関ジャニ∞は人気ありますし、
毎回エイトのメンバーが出演したり
ゲストも、多彩で話題性もあったのですが…

相葉さん主演の『三毛猫ホームズの推理』
これは、マツコさんの化け猫設定がヒドかった。
あれで、見る気をなくしたという声を
多く聞きました。

それから、もう一つ
2012年10月クールドラマ『MONSTERS』についてです。
monsuta

SMAP・香取慎吾さんと、山下智久さんのW主演という
豪華な顔合わせだったのですが、第7話で8.0%と
一桁の数字を出して、8話が最終話となったのは
実質、打ち切り?だったとも言われました。

最終話は13.5%だったので、平均視聴率は11.9%
だったのですが、『鍵のかかった部屋』と同じ
1話完結のミステリーとしては、ハッキリと
明暗が分かれてしまいました。

しかし、これは案外理由がハッキリしていると
思います。
あくまでも、個人的な意見なのですが
『鍵のかかった部屋』に比べて『MONSTERS』は
トリックが簡単過ぎました。

ネット上でも、「ストーリーが稚拙」
「トリックがバレバレ」などの、批判が多かったように
ほぼ全ての回で、トリックが解ってしまいました。
しかも簡単に、早い段階で・・・

今は、月9の木村拓哉さんでさえ、平均20%超えは
難しいみたいで、「〇〇が主演なら必ず高視聴率」
取れるということは、無くなりました。

※現在は米倉涼子さんが視聴率の女王ですが
2013年4月クールドラマ『35歳の高校生』でも
高視聴率をマークできるでしょうか…
『35歳の高校生』については⇒こちら

貴志さんが『榎本シリーズ』を書いてくれて
『鍵のかかった部屋』の続編を待ちつつ

次の大野さんのドラマを楽しみにしています。

追記
『鍵のかかった部屋』が、新作スペシャルで
放送されるようです。(2014年放送予定)

貴志さんの未発表作品『二つの密室』と、「野生時代」に
掲載されている、新作『鏡の国の殺人』を盛り込んだストーリーに
なるとのこと。
楽しみですね~