あの大ヒットドラマ『おしん』が映画化されます。
意外にも映画化は初なんですね。
ヒットしたドラマは(たまに、ヒットしなくても)
映画化されるイメージがあるのですが・・・
NHK連続テレビ小説で『おしん』が放送されたのは1983年
今から30年前です。
現在、特に若者はテレビ離れをしているといわれていますし
録画して観る割合もかなり多いと思うので、30年前と今を比べても
仕方ないのですが、『おしん』の平均視聴率52.6%
瞬間最高視聴率62.9%という、まさにお化け番組でした。
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連続テレビ小説は1961年から放送され、現在の『純と愛』で
87作品放送されていますが、『おしん』は歴代視聴率1位です。
国民的人気ドラマと言われた『おしん』ですが、
世界86の国や地域で放送され、特にアジア圏では高い人気で
数々のエピソードが残っています。
少しだけ紹介すると
●ベトナムでは『おしん』が家政婦やメイドを指す言葉になっている。
●ジャマイカでは、男女とも名前に「おしん」と付けるのが流行。
●エジプト・カイロで『おしん』放送中に停電→テレビ局、電力会社に対して暴動。
●イラン国営テレビでの視聴率が90%を超える。
日本のテレビドラマが、これほどの影響を与えるとは…
今では考えられないですね。
それほど大ヒットした『おしん』ですが、ドラマ化については
「テーマが地味すぎる」などの理由で、どのテレビ局からも
断られたそうです。
「明治物は当たらない」と言われていたこともあり
NHKでも、かなり反対があったらしいです。
民放が1クールドラマとして放送するより、NHKで良かったですね。
余談ですが、ドラマ主演者が声優を務めた
アニメ版『おしん』は、成功とはいえない結果でした。
映画『おしん』のおしん役に、2471人の中からオーディションで
選ばれたのは、濱田ここねちゃん、8歳。
宮崎県出身の小学3年です。
泉ピン子さんが演じた、母親ふじ役には、上戸彩さん
ん~…ピン子さんと上戸さん・・・重なりません^^
映画『おしん』には、ピン子さんや、ドラマでおしんの幼少期を演じた
小林綾子さんも、出演します。
ピン子さんは、おしんの奉公先【加賀屋】で、おしんの理解者
となる、大奥様、くに
小林さんは、【加賀屋】の若奥様、みのを演じます。
テレビでは【加賀屋】は、おしんの二度目の奉公先でした。
テレビでは、最初“みの”は、おしんに冷たく当たるんですよね
小林さんは、昔自分が演じた役の子に、どんな気持ちで
接して、どんな気持ちで演じるんでしょうね。
おしんのオーディション、最終審査に参加したピン子さんは
ここねちゃんについて、浴衣姿がピッタリだったこと
そして他の子は、演技が上手過ぎたこと
やはり「存在感だ」と言っています。
ピン子さんも言っていますが、確かに小林さんは
上手くはなかったですよね。
それでも、観ていてハッとさせられました。
映画【キャスト】
谷村しん – 濱田ここね
谷村ふじ – 上戸彩
つね – 岸本加世子
八代くに – 泉ピン子
八代みの – 小林綾子
八代清太郎 – 乃木涼介
谷村なか – 吉村実子
俊作 – 満島真之介
松造 – ガッツ石松
なかなか興味深い配役です。
そういえば、ガッツ石松さんもドラマ版出てましたね^^
平成の『おしん』・・・今からとても楽しみです。
映画は、2013年10月公開予定