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週刊文春に『全聾の作曲家はペテン師だった!』という記事が掲載されることをうけ
発売前に佐村河内守氏の代理人弁護士が、「十数年前から本人ではなく、別の人物が作曲していた」
ことを報道各社にファクスで明らかにしました。
そして、実際に作曲を手がけていた新垣隆氏が会見を開き
18年簡にわたり佐村河内氏のゴーストライターをしていたこと
「初めて会ったときから現在まで、彼(佐村河内)の耳が聞こえないと
感じた事は一度もない」と聴覚障害者でないことも暴露しました。
その件について佐村河内守氏の代理人弁護士は、
身体障害者手帳を確認しているとして、耳が聞こえないのは事実だろうと
言っていましたが、やっと本が沈黙を破り
「3年前から聞き取れることもあった」と文書で謝罪しました。
佐村河内守の経歴
1963年 被爆二世として広島に生まれる
1988年 広島出身の女性と結婚
1993年 自伝によると、左耳の聴力を失う。
NHK『山河憧憬』の音楽「チベットゴングと尺八のための幻想組曲Op.75」を担当
1996年 映画『秋桜』の音楽を担当することになり、新垣氏に作曲を依頼
1997年 映画『秋桜』が公開(「秋桜」組曲)
1999年 ゲーム「鬼武者」の音楽を担当することが決まる
自伝によると、2月に35歳で“全聾”になる
2001年 「交響曲ライジング・サン」(鬼武者サントラ)発売
米紙『TIME』に「現代のベートーベン」と紹介される
2002年 身体障害者手帳の交付を受ける
2003年 「交響曲第一番」が完成
2007年 自伝「交響曲第一番」(講談社)発売
2008年 「交響曲第一番HIROSHIMA」が広島にて初演される
広島市民賞を授与される
2009年 義手のバァイオリニスト“みっくん”と出会う
2011年 CD「交響曲第一番HIROSHIMA」発売
2012年 CD「シャコンヌ~佐村河内守弦楽作品集」発売
2013年 NHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家」放送
『中居正広の金曜日のスマたちへ』佐村河内氏を特集
CD「佐村河内守:鎮魂のソナタ」発売
「交響曲第一番HIROSHIMA」全国ツアー
全聾と偽って障害者手帳を取得できるのか
新垣氏は、佐村河内氏から“身体障害者手帳”を見せられたと
語っており、佐村河内氏の代理人弁護士も“身体障害者手帳”を
確認したことで、耳が聞こえないのは本当だろうと言っていました。
新垣氏の会見や文春に掲載された告白を読む限り
佐村河内氏が全聾だということは、嘘だと思われます。(嘘と判明)
では実際に、全聾だと偽って障害者手帳を取得することは可能なのでしょうか
専門医によると、聴覚伝導路の機能を調べる検査(ABR)で、
音を聞かせることで脳波がどのような反応を示すかを調べるため
被検者が仮に“嘘”を申告しても、容易に隠せるものではないとのことです。
ただ、ABRで多少の反応が出たとしても、頑なに「聞こえない」と言い続ければ、
医師の側が患者の意向に沿った診断書を書く可能性もあるのではないかとのこと
また、佐村河内氏の場合は、10代で聞こえづらくなり、35歳で全聾と認定されているので
このように段階的に進行しているのであれば、医師の立場からは
診断を下しやすいということもあるはずとのことです。
障害者手帳取得は医師もグルでは?という声もネット上では
出ているようですが、実際に『身体障害者手帳集団不正取得』
という事件も起こりましたからね。
グルではないとしても、医師によっては、甘い(患者の意向に沿う?)
診断を下すという場合もあるということのようです。
つまり、全聾のフリをして障害者手帳を取得することは出来るわけです。
もちろん嘘を言って障害者手帳を手にしたら身体障害者福祉法違反に当たり
手帳を使って公金をだまし取ったら詐欺にもなるので
佐村河内氏の件で、一番の問題は“聞こえる”のか“聞こえない”のかでしょう。
本人から反論の声が上がらないところをみると“聞こえる”のでしょうね。
※3年前から聞き取れることもあったと説明
おそらく、ずっと聞こえていたのだと思いますが・・・
佐村河内氏の妻も知っていた
新垣氏が語る佐村河内氏との会話のシーンでは
佐村河内氏が全聾になったと説明した後の様子を
新垣氏は次のように説明しています。
打ち合わせをしても、最初は手話や読唇術を使ったふりをしていても
熱がこもってくると普通の会話になる
最近では、自宅で私と会うときは最初から普通の会話です。
(中略)最近では、自宅で私と会うときは最初から普通の会話です。
(引用:週刊文春)
この後に、こう続きます。
そういうとき奥さんは、すっと席を外し外出してしまう
新垣氏によると、このようなこともあったそうで
あきらかに奥さんの筆跡で書かれた手紙を渡して
「このことが明らかになると私達夫婦は死にます」と書かれていたそうです。
つまり奥さんも完全に知っていて、グルだったわけです。
報道各社に送られた佐村河内氏直筆のファックスによると
「3年前くらいから、耳元ではっきり、ゆっくりしゃべってもらうと、
言葉が聞き取れる時もあった」そうで
近日中に公の場で謝罪するとのことですが、発表の時期が
スノーボードの男子ハーフパイプで、平野歩夢選手が銀メダル
平岡卓選手が銅メダルと、日本人選手ソチ五輪初のメダル獲得で
湧く深夜だったところにも、佐村河内氏の姑息さを感じてしまったのは
筆者だけでしょうか…