s_fumituki

10月2日に発売された文月メイさんのデビュー曲
『ママ』が話題になっています。
You Tubeでの再生は、10月5日時点で638000

『ママ』は、児童虐待がテーマになっていて
その歌詞が過激だと有線での放送が見送りになったとか。


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「ぼくのことが邪魔なの?」

「あのゴミ袋と一緒に捨てるの?」

「神様が決めたの?ぼくは生きちゃダメって」

虐待を受けて亡くなった子供の心情を歌っていて

「ぼくね、天使になったよ」

「いつでもママを見守っているよ」

「でもぼくには、たった一人のママ」

「嫌いになったりしないよ」

と続きます。

『ママ』を歌っている文月メイさんのプロフィール

生年月日:1986年7月24日

年齢:27歳

出身地:千葉県

所属事務所:ハーフトーンミュージックグループ

文月さんは2年間、学習塾の教室長を経験。
親から虐待された経験を持つ女子高校生や、母子家庭で
いつも違う男性が家にいる女児らの心の声を聞いてきたそうで
近年、虐待事件の報道が増えているのをきっかけに作曲。

「子どもから親への揺るぎない“無償の愛”を、
一人でも多くの心を失いかけている人に伝えたい」
とのことですが、この曲については、賛否両論があるようです。

「心に響く。涙がとまりません」

「一人でも多くの人に聴いてほしい」と絶賛する声も多いのですが、
反対意見も多数あるようです。

この曲を現在虐待を受けている子供が聴いたらどう思うのか?
これが一番難しい問題だと思います。

この曲は“ぼく”は殺されたのに
ママを一切責めずに、「いつもママを見守っているよ」と言い

ママに殺されたのに、「ぼくが大きかったら助けてあげれたのに」
「ごめんね、ママ」と謝ってまでいます。

この歌詞は、例えば現在、虐待をしてしまっている人を
止める力はあるのでしょうか・・・
虐待を無理矢理、肯定してしまう人はいないのでしょうか・・・

どんなに歌詞が衝撃的でも(個人的には衝撃的な歌詞だとは思いませんが)
楽曲の放送を一時見送ることにした有線の対応には首をひねってしまいますが
だからといって、もろ手をあげて「素晴らしい」と感じられる
楽曲だとは思えません。

とても印象に残る書込みがあったので紹介します

「何度聴いてみても、吐き気をもよおす。ずっと、母親から虐待を受­けてました。
小学生の時、自殺も真剣に考えてました。母親に憎しみ以外、愛情はありません。
聴いていて、薄っぺらい曲だとも思いました」

実際に虐待を体験された人の声は胸を突きます。

そして、もう一つ

「生きていくために、虐待されてもそばに居るだけで
母親への愛情はないです」

これもまた、虐待体験者の声です。

虐待を、良い事と思って行っている人はいないでしょう
悪い事だと思いながら、止めたいと思いながらやめられない
幼い頃虐待を受けていた人が親になったとき、自分も虐待をしてしまう
という話もよく耳にします。
とても、とても難しい問題なのでと思います。

この曲を聴いて、虐待を止める人が一人でもいるなら
この曲が生まれた意味があるのかもしれませんが
やはり、一番心配なのは、虐待受けている子供に逃げ場がなくなることです。

「虐待されても親には無償の愛を捧げないといけないのか?」
そんなことはない!

親がいなくても子供は育ちます。

この世界には、いない方がマシな親もいます。

何を書いているのか、まとまりが無くなってきたので
今回はこの辺りで。