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上橋菜穂子さんは、児童文学作家、ファンタジー作家、SF作家で
ファンタジーの世界で、最も力のある書き手の一人と称されています。

上橋菜穂子おすすめの本

おすすめは、守り人シリーズ・旅人シリーズ
そして「獣の奏者」
あとは「鹿の王」
全部ですね・・・

守り人シリーズとは、異世界ファンタジー小説で
旅人シリーズを含む全10巻+流れ行く者(短編集)
炎路を行く者(短編集)となります。

1作目「精霊の守り人」は漫画家・アニメ化もされています。
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アニメもかなり面白いです。
上橋菜穂子さんは、「本来感じるだろう作者のここが違うというものが
まるでない」
と、アニメの感想を語っています。

「獣の奏者」も異世界を舞台としたファンタジー小説で
全4巻+外伝から構成されています。
「獣の奏者」も漫画化・アニメ化されています。
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(既刊9巻)

アニメ『獣の奏者 エリン』
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上橋菜穂子「鹿の王」 感想

物語の中にどっぷりと浸れる“徹夜本”です。
異世界なのに、ファンタジーなのにとてもリアルで
多くの人に、是非読んでもらいたい本です。

「鹿の王」の感想を集めてみました。
※なるべくネタバレないようにしています。

この物語、本当に下巻で終わるのか…
疑問が溢れすぎて先の展開が読めない。

戦争、宗教、民族、医療、恋愛、家族。
これだけの題材をたった二冊でまとめ上げ、
一気に読ませてしまう本に久しぶりに出逢いました。

様々な伏線がどうなっていくのか、読む手が止まらなくなる。
動物の生態や免疫、医療についての考え方、
「意識が裏返る」現象についてなども、興味深く読める。

読む手が止まらなくなる部分が多々ある。
展開としても、登場人物たちも何度も予測を裏切られる。

ちりばめた伏線が収束していくのは読んでて気持ちがよい。

落としどころが難しくなるのはいつものことの上橋作品。
それでも今回もなんなく着地。おもしろかった。

緻密に創り上げられたこの物語。この世界に浸ると抜け出せなくなった。
この物語に『鹿の王』というタイトルをつけた作者の想いが
ズッシリと心にのしかかる。

子供が小学校高学年とか中学生くらいになったら読ませたい。
上橋さんは本当に世界を創造するのが上手い。
異なる文化が混じり合うということ、また自然が混じり合うということを
ちゃんと書いてくれている。

世界観がしっかりしているから登場人物が生きてくる。
植物の細かな描写などとてもリアル。架空の世界の話だが、
いつの間にか現実の話に思えてくる。

上巻で惹き込まれ、下巻は時間の許す限り一気読み。
ファンタジーでしかできないことを存分に盛り込みながら、
全てこの世と同じ。匂いまでしそうなぐらい、リアルだった。


読み終わったあと、涙が出てきた。素晴らしい作品に出会えた。
上橋氏は初読みだったけど、他作品も読もう。

など、絶賛の声が多いのですが、

登場人物が多く、それも馴染みのないような名前ばかりなので
読むのは大変。それでもストリーが変わっていて予想がつかないので面白い

登場人物が多く名前も覚え難いし、それぞれの国情もちょっと複雑で解りづらい。

入り込むのに時間がかかった。名前や地名もややこしいけれど、
後半ようやく頭の中で登場人物が動き出した。続きが楽しみ

人物、地名など頭に入ってくるまでに時間がかかる人も多いようです。
しかしこれは仕方ないですよね。
個人差もありますし、あとは慣れかと…

2016年春から「精霊の守り人」が、主演・綾瀬はるかさんで
ドラマ化(NHK)されることも決定しています。
楽しみです!