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『僕だけがいない街』は、三部けい氏による漫画作品で
2016年1月にテレビアニメ化され、2016年3月19日から
実写映画が公開予定です。
そしてついに3月4日発売の『ヤングエース』4月号で
完結を迎えました。
コミックス完結の第8巻の発売は5月2日なのですが、
今回は、8巻(41話~最終回)のあらすじ・ネタバレを書きます。
下手な文章での説明よりも、登場人物たちの言葉(セリフ)が
一番響くので、ほぼほぼ丸写しです^^;
7巻(40話)の最後は・・・
悟が入院している病院で、毎年行われている行事
「さざんかの集い」に参加するする事になった悟たち。
スタッフの中には、八代の姿も・・・
41話 待たせたね 2005.08
悟はある意味有名人で、ネットの掲示板では
こんなスレが…
15年眠って起きた大人子供SF君
大人の体に10歳の心ってヤバくねえ?
俺なら自分の娘は近づかせない
病院の庭で小学生女子と一緒にいr←これを書込んでいるのは八代
久美(悟を慕っている入院患者の女の子)にメールの着信
「お弁当配るから手伝いに来てくれる?」送信は、佐知子(悟の母)
しかしこれは、八代が送ったメール。
八代は佐知子の荷物から携帯を抜き取ったようだが
佐知子は気付いていない。
悟たち入院患者や保護者などが弁当を食べている間に
山荘に、灯油や練炭やロープなどを運び込む八代。
リハビリ参加者達は散歩という事で、悟と久美は別行動
久美に佐知子からメールが入る「久美ちゃん作業終わったら一緒に
悟のトコ行こう。りんどう荘に来て。」
友達に「寄るとこあるから先行ってて」と、一人行動をとる久美。
このときに佐知子は携帯がないことに気付く
携帯忘れた…
一人で、りんどう荘へ向かいう久美は八代とすれ違う
久美「おつかれ様でーす」
八代「ああ お疲れさん」
すれ違った後、そのあとを追う八代
7巻 39話 愛梨2005.08 での出来事。
様々な事を思い出しながら、愛梨に会いに行く悟。
愛梨の姿を見たが、声をかける事なく後姿を見送る。
その後、ケンヤに電話をかけた悟。
「悟君の方はどうだった?小林少年」という澤田の問に
ケンヤは「まだ記憶のフタは開かないようですね…」と答えていたが
実は・・・
そのときの悟とケンヤの携帯でのやり取り。
悟「思い出したんだ 全部」
ケンヤ「・・・」
悟「そこ(事務所)は盗聴されているかもってメールくれたよな会って話そう」
ケンヤ「ああ・・・そういう事なら仕方ない」
悟「じゃあ病院で」
ケンヤ「うん・・・じゃあまた」
病院の庭にて
ケンヤ「あいつ(真犯人)が誰だが…思い出したんだな?」
悟「・・・うん」
ケンヤ「・・・悟 もし辛いようなら急いで話さなくても…」
悟「八代学」
「小学校時代僕らの担任だった八代先生、そして今の名前は西園まなぶ。
市議会議員だ。」
ケンヤ「・・・やっぱりか・・・その通りだけどどうしてそこまで知ってるんだ?」
ある事を思い出す悟。 (3巻 18話 2006.05)橋の下、悟と愛梨。
愛梨「西園って人が怪しいと思う」
「店で2~3度見かけたよ 店長が“先生”って呼んでたし
バッヂつけてたから たぶん市議」
悟「ちょっと…ワケありでさ」
「ケンヤこそよく八代に辿り着いてたね」
「八代しか考えられなかった」
川に落ちた車の車種(八代の車と同型)
八代の行動
事務所に盗聴器を仕掛けるかわりに
壁に貼ってあった被害者女児の写真が一枚床に落としていく
「この娘の事件は僕じゃない」という八代からのメッセージ。
「さざんかの集い」を企画したのは
市議会経済企画医院長・西園まなぶ。
ケンヤ「八代の計画が容易に想像できるよ
被害者となる目標は久美ちゃん そしてその殺害犯は
悟 お前だ これは罠だぞ」
悟「ケンヤ…その罠をチャンスに変えよう」
ケンヤ「自分が囮になるみたいなのはやめろよ」
悟「大丈夫!約束する 僕は死なない いや死ねないよ」
ケンヤ「・・・約束だぞ」
悟の計画
逐一ケンヤに久美ちゃんの居場所を伝えるから
先回りして欲しい。
殺害に使用されそうな場所は澤田さんに回ってもらって
仕掛けを無効化してもらう。
この先はケンヤにも話せないけど
次に八代が使う手口に心当たりがある
八代が佐知子(母親)の携帯を使って久美に指示を送る事を
事前に読んでいた悟は、久美にプリペイド携帯を渡す。(久美の携帯と交換)
これで、久美に送られてくるメールの内容を悟は知る事ができる。
山荘に入る久美。
それを影から見守るケンヤ。
八代が久美に送ったメールは「やまぶき荘に来て」だった。
「りんどう荘に来て」と送ったのは悟。
やまぶき荘に入る八代
当然、久美はいない
出し抜かれた!?八代、感情渦を巻くっ!!
42話 目標(ターゲット)2005.08
りんどう荘から出る久美。
それを見守るケンヤ。
悟とケンヤは携帯で会話。
悟「ケンヤ 久美ちゃんはどう?」
ケンヤ「無事だよ。2分くらい前に山荘から下りて行った」
「今俺は、本来八代が久美ちゃんを呼んだやまぶき荘にいる」
「八代はすでに移動した後のようだ」
「これで少なくとも、悟が妨害している事はバレたぞ」
悟「構わないさ 罠を排除されたくらいで負けを認める相手じゃない
また必ず何か仕掛けてくる 八代を追い詰めるのは、ここからだ」
駐車場管理室の中にいるのは澤田。
澤田が回収した仕掛けは3か所。
どれかふたつは悟君、久美ちゃん用でひとつはダミーか予備だろう・・・
もし、ヤツ(八代)が手詰まりになって公園を去る場合
歩いて山越えでもしない限り、必ずここを通って車に向かうハズ。
ケンヤからの電話。
「久美ちゃん、そっちに居るか?
集合時間になっても久美ちゃんだけ来ない・・・」
八代の心の声
・・・まただ
またしても 僕の計画を崩してくれたな…
・・・悟。
信じていたよ 君が僕に与えてくれることを…
これだ…この感覚
僕は今まさに生というものを実感している!
素晴らしい…
素晴らしいぞ 悟・・・そして賢也
どうしてだ?どうして気付いた?
あの頃(1988年)には、ほぼ無かった携帯電話を僕が利用する事に
そしてもうひとつ…
僕が居ると判っているやまぶき荘に 悟… 君は何故来なかったんだ?
期待通りだよ…悟!
さあ 次のラウンドだ。
ケンヤからの電話 つづき
悟「久美ちゃんが来ない?」
ケンヤ「澤田さんにも確認したんだけど、駐車場方面には
誰も行っていないようだ そして…悟 やまぶき荘には
何の仕掛けも無かったそうだ 一体どういう事だ・・・?」
悟の心の声
この短時間で八代が新たな罠を・・・?
八代は、やまぶき荘に久美ちゃんが来ない事まで予想してたのか?
過去の“再上映(リバイバル)”を思いだせ・・・
違和感を探すんだ…
「何か…その おかしな事とか気づいた事は…」と
佐知子に訊く悟。
佐知子「あるよ 大っきいのが
今回のイベントの参加者の中に八代先生がいる」
(そんなの気づいてたんだ…)驚く悟。
佐知子「他人の空似って事もあるから 手近な所で
もうひとつ…あんた水筒はどこへやったの?」
いつの間にか無くなっている水筒・・・
悟はある事を思い出す。
30話 確信めいた予感 1988.03 での出来事。
アイスホッケーの観戦に行った美里を追って若葉体育館に向かった悟。
そこで何かを飲んでいる美里の姿。
それは後に、八代が仕掛けた下剤入のドリンクだと判明する。
スケジュール表で次の作業を確認する久美
19:00 さざんか荘 キャンプファイヤー備品準備。
しかし、ケンヤが見ていた(本物の)スケジュール表は
19:15 さざんか荘 キャンプファイヤー備品準備。
作業をする為に、さざんか荘に入る久美。
段ボール箱にはメモ書きが貼ってある
『ひとり ひと箱ボート小屋まで運んで下さい』
ボート小屋の中にはメモ書きが…
『久美ちゃんおつかれさま!
ごほうびに僕からのクイズです。
Q.ゆれる大地の先の背中、そのずっと下にプカプカういてる物は何?
そこで待ってるよ!悟』
『飲んでいいよ』と書かれた水筒(いつの間にか無くなった悟の水筒)
そして、飲んでしまう久美。
久美を探す悟。
久美ちゃんがりんどう荘から移動したとして
消息を絶った場所まで5~6分の範囲内だろう…
僕の水筒に薬物でも仕込んだか…?
違和感を 違和感を探せ…!
ボート乗り場を探す悟。
並んでいるボート
1番のボートだけ無い…!
その頃久美は…
ボートの中、横になっている久美(眠っている?)
ボートには穴があけられて水が入ってきている…
水筒…薬物…目標(ターゲット)
八代の言葉を思い出す悟。
「僕も最近ある人に近づく為に、あらゆる手段を講じたよ」
そうか 判ったよ。八代先生
吊り橋
吊り橋で、ある準備をしている八代。
悟…今ここで君を待つ僕の気分は
まさに特別な瞬間を待つ高揚感に満ちているよ…!
そこに姿を現したのは、悟。
「久しぶりだね 八代先生」
「早かったじゃないか 悟」
永き“旅路”の果てに対峙した二人。
両者の関係は、いよいよクライマックスへ…!!