阿久悠さん・・・放送作家、詩人、小説家など
いろいろな顔がありますが、「作詞家:阿久悠」
これがやはり一番でしょう!
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シングル売上枚数では、6834.0万枚(2015年12月時点)で
作詞家歴代2位。
ちなみに歴代作詞家 総売上枚数TOP5は
1位 秋元康・・・10022.6万枚
2位 阿久悠・・・6834.0万枚
3位 松本隆・・・4985.4万枚
4位 小室哲哉・・・4229.7万枚
5位 つんく♂・・・3796.1万枚
このランキングについては、このような声も…
AKBに恨みはないが秋元が阿久悠の記録抜いちゃまずいだろ?
秋元康氏、阿久悠さん抜き作詞家売り上げ日本一だって、
でも何一つ心に残る様な詩が無いんだよ。
失礼ですが・・・筆者もほぼ同感です(-_-;)
リアルタイムで知らない曲でも、歌える曲が多いこと多いこと。
24時間テレビでは、「時代をつくった男 阿久悠物語」が放送され
亀梨和也さんが阿久悠さんを演じます。(8月26日放送)
そして、「あなたが聴きたい歌の4時間スペシャル」では
特別版として阿久悠さんの大特集です。
これは楽しみ過ぎる!!
作詞家 阿久悠の最高傑作とは
阿久悠さんによると自身の最高傑作は
沢田研二さんが歌った「時の過ぎゆくままに」との事。
この曲は沢田研二さん、14枚目のシングルで1975年8月21日に発売。
5週連続1位で、1975年度年間4位を記録しています(オリコン)
賞レースでは、第6回「日本歌謡大賞」放送音楽賞
第4回FNS歌謡祭・下期優秀歌唱賞
第1回あなたが選ぶ全日本歌謡音楽祭・年間話題賞
などを受賞。
テレビ局の演出家だった久世光彦が阿久悠さんに、
沢田研二さん主演のテレビドラマの企画をして、主題歌の作詞を依頼。
阿久悠さんの詞に対し 大野克夫さん、井上堯之さん、井上大輔さん
加瀬邦彦さん、荒木一郎さん、都倉俊一さんの6人に曲を依頼
久世氏の判断で大野克夫さんの曲が選ばれたとのこと。
かなり前ですが、加瀬邦彦さん作曲バージョンの「時の過ぎゆくままに」を
テレビで聴いた記憶があるようなないような…
個人的には、都倉俊一さん、荒木一郎さんバージョンを聴いてみたいです。
そして、これも最高傑作。
自身の作品で1、2位に位置するくらい好きな作品として
「ジョニィへの伝言」(ペドロ&カプリシャス)を挙げておられました。
阿久悠と山口百恵
2人の因縁?は百恵さんのデビュー前に遡ります。
オーディション番組「スター誕生」でのこと。
百恵さんが歌い終えた後、審査員だった阿久悠さんの言葉
「君は例えば誰か青春スターの妹役みたいなものならいいけど、
歌は・・・あきらめた方がいいかもしれないねぇ」
このことについて、百恵さんは自伝「蒼い時」で
このように綴っています。
『本番になった。ドキドキする胸を押さえながら歌った。
審査員のひとりが批評した。
「君は、例えば誰か青春スターの妹役みたいなものならいいけど、
歌は、、、、、あきらめた方がいいかも知れないねェ」
僅かながら持ち合わせていた自信は、ガラガラと音をたてて
くずれてしまった。それでも、規定以上の点数を集めた私は合格、
決戦大会への出場が決まった。』
後に、阿久悠さんは、このように語っています。
「妹役程度の女優にしかなれないという意味ではなく、
妹役なら、何の努力もなく、この場からドラマのスタジオに連れて行っても、
すぐに存在を示せるという評だったのである。」
山口百恵は阿久悠の歌は歌わない。
阿久悠は、百恵には賞は絶対に取らせない。
このような都市伝説的な説もあったそうですが
確かに
1976年『北の宿から』で『横須賀ストーリー』
1977年『勝手にしやがれ』で『イミテーション・ゴールド』
1978年『UFO』で『秋桜(コスモス)』のレコード大賞受賞をそれぞれ阻止。
阿久悠さんは、百恵さんについてこのように語っています。
「だがその会場に居合わせた敗者・山口百恵が、毅然として立ち去っていく
後ろ姿に圧倒されるのだ。
喪服のように黒いドレスで、彼女の遠ざかる客席通路のあたりが
シンと静まりかえり、空気の凍てつく気配さえ伝わって来て、
ぼくはステージ上で笑顔をこわばらせたことがある。
それは、考えようによっては、受賞者を道化にしてしまうくらいの、
強烈な矜持の証明であるようにさえ思えた」
山口百恵さんを育てたといわれる有名プロデューサー酒井政利さんによると
時代は 暗い時代に入っていた頃で、百恵さんには 明るい歌より
暗い歌の方が似合うのではないか?と判断して 「アンチ阿久悠で行こう!!」
となったようです。
(酒井さんは阿久悠さんと、凄く親しい間柄だったとのこと)
そして。このようにも語っています。
「百恵さんが引退してなかったら 阿久さんに
百恵さんの大人の歌を依頼していたでしょうね」と
阿久悠の息子について
阿久悠さんの息子(長男)は、深田太郎さん。
深田さんは、現在50代前半で作曲家でミュージシャンです。
現在はどのような活動をされているのか分かりませんが…
下世話な話題ですが・・・
「阿久悠さんは生涯で5000曲以上の作詞を手掛けていて
「歌詞印税」だけで年間数億円を稼いでいました。
トップクラスの作詞家にはJASRACから年間3億円近い
印税が支払われていますが、ヒット曲だらけの阿久さんは別格で、
トップクラスを軽く上回っているといわれています
総資産は100億円という声まであがるほどです」(音楽関係者)
とのこと。
阿久悠さんの息子、深田太郎さんが
一生お金に困ることなない!
これだけは確かなようです。
羨ましい(;^_^・・・
最後に
シングル売り上げTOP10(2014年時点)は
1位 「UFO」ピンク・レディー
2位 「サウスポー」ピンク・レディー
3位 「北の宿から」都はるみ
4位 「ウォンテッド (指名手配)」ピンク・レディー
5位 「モンスター」ピンク・レディー
6位 「青春時代」森田公一とトップギャラン
7位 「渚のシンドバッド」ピンク・レディー
8位 「また逢う日まで」尾崎紀世彦
9位 「時の過ぎゆくままに」沢田研二
10位 「勝手にしやがれ」沢田研二
のようですが(リアルタイムじゃないのにすべて歌える……すごい)
個人的に好きな曲は
伊藤咲子/乙女のワルツ 岩崎宏美/思秋期 大橋純子/たそがれマイ・ラブ
河島英五/時代おくれ 西城秀樹/ブルースカイブルー
沢田研二/サムライ・ヤマトより愛をこめて・カサブランカダンディ
桜田淳子/はじめての出来事 清水由貴子/お元気ですか
杉田かおる/鳥の詩 フィンガー5/個人授業・学園天国
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書ききれない・・・